海外留学で精神力を鍛えた

高校時代に一年間アメリカの高校に留学をしていたときのことです。
移民者や親の都合でその高校に転校してきたような英語ができない生徒は通常は英語が母国語でない人用の国語のクラスに入ります。
ですが、私の場合は一年間の交換留学というシステムだったために、そのクラスを選ぶことはできませんでした。
ほぼ英語が理解できないのに、ネイティブの生徒達と同じ国語のクラスに参加をします。

他の生徒はほぼ幼稚園時代から顔見知り同士の中、なぜか英語のできない生徒が一人紛れ込むという状況でした。
はじめの数か月は授業の内容も全く理解できず、友達もいませんでした。
アメリカの高校は授業ごとに次の授業の教室(先生が個々に教室を持っていて、そこに生徒たちが授業毎にかわるがわるやってくる)へと移動します。
そのため、移動するときも一人。教室について席についても話をする人もいませんでした。
そのころから自律神経失調症 治すって本を気晴らしに読んでみたりもしましたよ。
とにかく何かにすがらないとパニックになるっ感じでしたからね。

そんな中ある日、一人の女の子が話しかけてきてくれました。
簡単な会話をしてくれて、その流れで「ガム持ってない?」と聞かれて(ランチの後のクラスでした)、
ランチの後のクラスのためガムを食べていた私は話しかけられたことで嬉しくなっていたので、気分よく一枚渡しました。

それから、その子は毎回私に話しかけてきてくれるようになりました。
はじめは嬉しかったのですが、毎回「ガム持ってる?」と聞かれて渡していたので、
数週間経ってから「私はカモかもしれない?」と気づきました。
そこで、ある日「ガム持ってる?」と聞かれて、「No」と答えたのです。
その時の彼女の顔を忘れられません。
「あっ、そう。そういうこと」というような顔でした。
それ以来彼女が私に話しかけにくることはありませんでした。
言葉がろくにできない、友達もいない私がガムを持っているので、からかい半分ランチの後のガムを私から入手していたのでしょうか。。。

その時は悲しかったですが、あの時「NO」と断れた自分はエライと今なら思います。